―日本に来るまでは、どのような仕事をされていたのですか？

大学卒業後は、中国資本の会社のベトナム支社で働いていました。仕事内容はソフトフェアの開発や設計です。

―いつ頃から日本に行きたいと考えるようになったのですか？

ベトナムで3年働いた後です。これまでの経験を活かして、もっとスキルアップしたいと思い、日本へ行きたいと考えました。

―日本のどのような点に惹かれたのですか？

インターネットで調べたことですが、辛抱強く、粘り強く仕事へ向き合う姿勢に惹かれました。それを自分自身も学びたいと思ったんです。あとは、日本の文化も好きでしたし、旅行で訪れたときの印象も良かったです。

―日本で働く前に不安などはありませんでしたか？

日本語は難しいので、それを習得することと日本の文化・ルールに馴染めるのか不安はありましたね。

―実際に働き始めて驚いたことはありますか？

皆さんが本当に勤勉に働いていることに驚きました。朝から夕方まで忙しそうに仕事に向き合っていて、そこはベトナムとの違いを感じましたね。ベトナムでも仕事はしているのですが、密度の濃さが違うと思います。

―仕事内容については、いかがでしょうか？

私は今、自動制御のソフトウェアの開発や現場でのチェック・調整などを担当しています。ベトナム時代と仕事の中身自体は大きく変わらないので、その点についてはあまり戸惑いはないのですが、コミュニケーションやルールの違いに慣れているところです。

―日本での生活については慣れてきましたか？

今はまだ自動車免許を持っていないので、現場に行くときなどを含めて、少し不便に感じています。それ以外は、日本食も好きですし、食事には困っていませんね。ただ、最近はお米の値段が上がっているので…（苦笑）。

―休日はどのように過ごしているのですか？

日本語学校のボランティアクラスがあるので、そこに通って日本語の勉強をしています。あとは、長い休みが取れたら、富士山を見に行ったり、日本の景色の良い場所に観光に行きたいですね。

―最後に、今後の目標について伺えますか？

まず、日本が好きなのでずっとここで仕事を続けたいと思っています。その中で、語学力をスキルアップさせ、施工管理技士や電気工事士などの資格を取得したいです。当社はすごくチャンスをくれる、サポートしてくれる会社なので、頑張りたいと思っています。